黄色と青色を混ぜて作るこの色は、熱い-冷たい、興奮-落ち着き、混沌-整然といった極端なもののバランスを作り出す、太陽スペクトルの中の、ニュートラルな中心の色である。心臓の中心、心の中心に働きかける。赤色、オレンジ色、黄色などの色が持つ特徴から力が放出されて、次第に消極的で、内向的な青色、インディゴ、紫色などの色へ移っていく中間色である。黄色と青色の割合によって、身体や精神面への影響は、黄色が多ければ強壮の方向に働き、青色が多ければ鎮静の方向に働く。よって、ダークグリーンは、青色が強いため、冷静な性格と一致する。

この色は、からだと心を穏やかに、リラックスさせる。個性の中心(咽頭)に働き、また物悲しい気持ちと同じものである。青色は、呼吸、神経、循環、機関、精神の興奮を静める作用もある。医療では、青色は身体の炎症を押さえのに用いられる(次回の発熱を伴う病気に使用してみるとよい)。身体を活発にする赤色とはまったく対照的に、沈静化の作用を持ち、心の働きを高める。

この色は太陽スペクトルの目に見える範囲の上部にあって、最大の振幅をあらわしている。スペクトルの最下部にある赤色が持つ、行動する力とは正反対の、精神的な力をもっている。紫色は、頭の頂点に働きかけるが、ここは物体が目に見えなくなる部分、感覚を超えようとする部分である。つまり紫色は、瞑想、スピリット、内面化を表現する色である。紫色は、特別な力によって見ることのできる人間のオーラと、体という物体の接点に働きかける。そして他の6色を包み込んでいる色でもある。