1.青は沈静色
興奮色である赤に対して、寒色である青は沈静色と呼ばれている。
青の色は、鎮静力があり、落ち着きを促し、心身の回復力を高める。
青を見ることで悪夢が軽減されたり、ヒステリーの症状を鎮める効果があることが報告されている。
青いレンズの眼鏡の使用が、神経系統の興奮を鎮めるのに効能があり、どんな鎮静剤も効かなかった不眠症が解消した例もある。
青を見ることにより精神をリラックスさせ、深い睡眠に誘導することも可能である。
2.寝室の配色
眠れない人々には、睡眠のために青い部屋が良い。
安眠のためには、寝室は青い配色が良いが、青くするといっても部屋中を青く塗るといったものではなく、効果的に青が見えるようにする。
例えば、青いハンカチを見つめているだけでも、いつの間にか眠くなる。
寝室のカーテンは、青や緑などの寒色系の地色で、パステル調のすみれ色やピンクの小花がプリントされ、さらに白いレースのカーテンを使用して立体感を演出すれば理想的である。
カーペットも青の単色ではなく、類似の色柄があってもよく、全体としてターコイズブルー調になっていれば十分である。
寒い冬には、アクセントカラーとして、5パーセント以内なら暖色を補っても楽しい寝室になる。
寝室の照明は、暖かい色調で柔らかい感じがするランプシェードのついた白熱電球が良い。