1.光と副腎の関係

副腎は、光の中でも特に紫外線の影響を大きく受けることが判明している。特に冬に 筋力が弱まり、ヤル気がなくなり、疲れが増大するのは、冬になると太陽光が弱くなるため、副腎への刺激が少なくなるためと考えられる。医療管理のもとで行われたテストでも、紫外線装置をとりつけると、生産量が安定し、労働者の血糖値が各シーズンともほとんど正常になったと報告されている。

2.赤と青の色光のはたらき

赤色光
-血圧を高め、呼吸数、筋肉緊張を増大させる。
青色光
-血圧を下げ、呼吸数、筋肉緊張を減少させる。

-赤い部屋と青い部屋の実験-

天井から床、家具まですべて赤い部屋と青い部屋を作り、内部の温度を一定にする。 被験者には部屋の色は教えないで、目かくしをしてそれぞれの部屋の中に入ってもらい 被験者の体の状態をさまざまな計器により測定すると、目かくしをしているにもかかわらず、 赤い部屋に入った場合には、血圧が上がり、呼吸数、筋肉緊張も増大し1分間もしないのに皮膚温度が上昇し脳波にはベータ波(ハッキリ目覚め状態)が記録された。 赤い部屋から出てしばらく休憩し、今度は青い部屋に入った場合、血圧が下がり、 呼吸数、筋肉緊張も減少したが、時間がたっても皮膚温度には何の変化も見られなかった。 脳波計の記録は、アルファ波(ボンヤリ目覚め状態)が主流となりシータ波(ウトウト状態) まで現れるようになった。この実験で、目かくしの状態でも体に変化が生じたことにより、 われわれ人間は視覚以外でも色を感じることができると考えられている。

3.色の不思議なはたらき

[赤]

交感神経を刺激し、血圧を上昇させるため、低血圧の治療に利用される。貧血症の人の赤血球の増殖にも効果を発揮。消化液の分泌を促進させるため、食欲を増進させる。大脳を興奮させるため、うつ病にも効果がある。

[オレンジ]

赤同様に食欲を増進させる効果がある。潰瘍をやわらげ甲状腺機能を正常化させる働きがある。肺機能を高めるので喘息や呼吸疾患にも有効。膵臓・脾臓にも働きかけ、血液の循環にも効果を発揮する。

[オレンジイエロー]

インシュリンの分泌を助けるので糖尿病患者に効果がある。アルコールを受け付けない色で、アメリカではアルコール患者の病室の内装色に使用されている。

[イエロー]

自律神経を活性化させる。心臓、肝臓の働きを促進、胆汁の分泌を促進させ、胃や腸の活動を活発にさせる。気分を陽気にさせ、スランプ解消や上昇志向をもたらし、意欲的な気分と結び付きやすい。

[グリーン]

安定感や平常心を取り戻す効果がある。ホルモンのコントロールタワーである大脳の下垂体に働き、そこから神経の働きで筋肉や皮膚などを生き生きさせます。副甲状腺の分泌を促進し、病原菌や毒物を排除、肝臓を刺激して血圧の調整をする働きがある。

[ブルー]

副交感神経系を刺激し、脈拍・呼吸・血圧・体温を下げる効果がある。神経を鎮静化させるので不眠症の治療にも使われている。下垂体に作用しホルモンの分泌を促進し、生体の呼吸率を増大させる。精神状態を穏やかにし、心を落ち着かせる。

[パープル]

神経系の反射を鋭くし、病気の回復を早める。最も鎮静作用がある精神的な色で神経質な人や落ちこみやすい人、興奮しすぎる人にも効果的。遺伝子の損傷を修復する効果があるともいわれる。

[ピンク]

ピンクは赤とは反対に、心身の働きをスローダウンさせる。内分泌系のアドレナリンの分泌を促進させるため、心や体の筋肉をリラックスさせる。若返りの色ともいわれ、幸せでリラックスした気分を促すので高齢者にも良い。

[ホワイト]

体に必要なすべての波長を均等に含むので、身にまとうと健康を取り戻す効果がある。光の反射率が最も高いので、まぶしさを与え目には良くない。高齢者には広い面積での使用は避けた方が良い。

[黒]

エネルギーを低下させる色のため、長時間、黒一色の空間にいると諸臓器官の活動が著しく低下する。インテリアへの多用は控えた方が良い。