同窓会を「豊かな人生の懇親の場」に

同窓会を「豊かな人生の懇親の場」に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
一九九〇年は、長年の懸案であった西華同窓会と生活科学部同窓会の合併が実現し、生活科学部に於ては二十一世紀に向けて、学科が新編成された記念すべき年であります。又、九月八日、体育系クラブＯＢが集まり、学校側と一体となりスポーツアソシェーションを設立、大阪市立大学のスポーツの振興とサークル活動に対しての援助をすることになりました。さて生活科学部同窓会は西華同窓会との合併により、会員数も約七五〇〇名となり、百年の歴史をもつ有恒会に次ぐ会となります。頼もしい先輩を上に頂いて心強い限りでございます。それに加えて本年十月十四日に開催される有恒会百周年記念式典を機に大阪市立大学同窓会連合会への実質的歩みが始まれば、これにより全学同窓会の歴史は一挙に百年を誇る大同窓会に発展することになるでしょう。同窓会の組織の拡大や後輩の教育の充実により、大阪市立大学は今後益々文化や経済の中枢として二十一世紀の大阪圏の発展に大きく貢献して行けることと信じます。生活科学部同窓会も会員全体の理解と協力のもとに「豊かな人生の懇親の場」としての意義も深めていって頂けることでしょう。若い日を過ごしたキャンパスはいつでも私たちを待っていてくれます。年月がたつに従って、それぞれ社会的にも忙しくなり、同窓会そのものには、ご出席頂き難くなってしまわれるようですが、色々な行事や催しを通じて、「青春期の育ての親」でもある学校と、今一度親しくお付合して下さい。母校に関心を持ち、親しんで行くことが「母校の力」をなお一層大きくしてゆきます。同窓生のご健康をお祈りすると共に皆様のお力で市大全体がますます発展してゆきますよう願っております。