大学卒業を直前にひかえて就職活動をしていた僕は企業説明会のブースを見てもやりたい仕事が見つからず、また、社会に出ることに対しても自信を持つことが出来ませんでした。当然そんな覇気のない人間が採用試験を受けても採用してくれるわけもなく自分自身もまた、このまま普通に仕方なく就職してしまうことに抵抗を感じていました。

何か、自分が本当に楽しめる仕事がしたい、そう思い、ゼミの教授だった秋山先生に相談を受けて頂いて、紹介して頂いた所が河原デザインスクールでした。

スクールでは、本当に多くのことを学びました。色彩感覚、DTP、デッサン、コンピュータなど本来のデザインに関する勉強はもちろんのこと、自分にとって何よりも大きかったのは人間性を重んじた教育であったと思います。この中で僕は、敬語の使い方や、積極的でやる気のある姿勢などの基本的なことから普通の生徒では決してかかわることのなかったであろう色々なお手伝いをさせて頂いたことが、自分にとって貴重な財産になったと思います。

スクールを卒業する前に、今、振り返って思えることは、スクールに入学前の自分は何の自信もなく、とても視野の狭い人間でした、それがスクールで様々なことを経験したことで自分の中で、積極性も生まれ、物事を広い視野で考えられるようになれました、

これからは、仕事先でもスクールでの経験を最大限に活かして河原デザインスクールの卒業生として、努力を惜しまずに人よりも常に高いレベルで頑張っていきたいと思います。

グラフィックデザインコース 坂田真弥