私は29歳でグラフィックデザイナーの道を目指し、その第一歩として河原デザインスクールで本格的な勉強をさせて頂きました。もちろん絵を描いたり、見たリすることは、子供の頃からとても興味のあることであり、大好きなことでした。しかも、この道を進んで行きたいという気持ちは私自信の中でかなり強くとても大きなモノでしたので、是非、与えられた課題を消化して卒業をしたいと願っていました。その反面、果たして私にすべての課題を消化することが出来るのかどうか、途中何度も不安になりましたが、先生方のご協力もあり、無事に卒業課題の絵本を制作・完成することが出来ました。ありがとうございました。

自身の日常生活で自力で学んだ事柄、グラフィックデザイナーとしての日頃からの心構えが作品を制作する上でとても大きな比重を占めてくる、つまり、私自身が見たり聞いたり体験をした事物から感じ得たモノを表現する事に生涯を通じて携われるという可能性が、河原デザインスクールで学んだこの2年間で少し見えてきました。そして、この事を私は大変嬉しく思います。それから”少し”と表現したのは、仕事として私の能力がどこまで通じ、社会に受け入れられるのか現時点では全く未知のものだからです。したがって、これからはさらに今以上に、自分次第なのだという事を強く感じています。

現在、卒業にあたって、河原デザインスクールで学んだ事柄を基盤にしてグラフィックデザインの勉強をさらに奥深く続けていきたいと希望しています。技術面でも、まだまだ学ばなければならないこともあるし、私自身もこの2年間では学びきれなかったことを追求し、習得したいと思っています。

出来れば日本以外の国で学ぶことを考えています。今の私では、多くの事は語れませんが、私の母国である日本の文化を再認識し、それを作品の中に反映して、他の文化を持つ人達に私達の文化を理解してもらえるよう、そんな役割を少しでも出来れば、そして、また、私自身が学んだ他の文化の良い所を日本の人達に伝える手助けが少しでも出来ればという夢を持っています。

卒業後、私自身そして私の回りの環境も含め、私の希望する方向に進むべき全力を尽くします。新しいものを吸収し、常に学び続けることは、とても素晴らしい事柄だと思います。そして、グラフィックデザイナーとは、そういう事柄を基本にした素晴らしい職業の中の一つだと私は信じています。今のこの時点では、グラフィックデザイナーとしての門を叩いただけの私ですが、その門を叩く自信と力を与えて頂いた河原デザインスクールの2年間に感謝したいと思います。そしてグラフィックデザイナーとしての道を強い信念を持って進んで行きたいと思っています。

本科 グラフィックデザインコース 木下真弓

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