私はゆっくりとした速度で何事もやってしまう性格で、気付けば予定していたことの半分か、それ以下のことしか出来ていないことが、日常でも良くあります。以前はさらに雑で飽きっぽい性格が良く出ていました。課題の最初の頃のスケッチを見てもそう思います。

河原デザインスクールに入学したのは技術の基礎を覚え込みたかったのと、自分に馴染みのありそうな、役に立つ資格を取っておきたいと思ったことがきっかけです。もちろんカラーには興味がありましたが、カラーコーディネートがどんな風に実際に応用されているのか、何故注目されているのか知りませんでした。何にでも応用出来そうであり、感じの良さそうな資格(将来性のある)で、デザインも習えるから便利だと思ったのです。入学するまでに本を買って読んでも専門書のようで難しく思いました。

今でも、わからないことや、忘れてしまうことも多いですが、当時は習ったことを暗記するのが精一杯で、意味を理解できませんでしたが、完全に理解したいという思いも強かったです。今でも雑で飽きっぽい性格は治っていませんが、カラーの勉強と課題が進むうちに、分からなければ繰り返して初めから学ぶ姿勢でのんびり粘ろうと考えるようになりました。

配色の勉強で習った事を課題に応用していく中で、さらに詳しく学ぶことが出来ました。目的に合わせた実際的な配色を考えることは難しいですが、多面的な配色の考え方や何回でも試していける状況で、意味をゆっくり理解していけました。デザインと配色の両方を気遣うようになり、時間もかかりましたが、出来た時には嬉しさがありました。必要なことは復讐し、また教えて頂くことで同じことを違う面から学べると思います。いろいろと教えて頂きありがとうございました。これからも粘り強く取り組んでいきたいです。

本科 カラーコーディネートコース 川端富美子

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