私が河原デザインスクールに入学した理由は、単純に絵を描くことが好きだったからです。その頃はまだ「絵を描く」ということと「デザインする」ということは同じようなものだと思っていました。しかしこのグラフィックデザイン科に入学してからは「デザインする」という事は、本当にセンスが必要とされ、難しいことであり、単に「絵を描く」ということは全く異なったものであることがわかりました。ですから、この2年の間に制作した作品はみな思い出深い物ばかりです。
特に、専門課程に分かれて、最初の作品だった「包装紙のデザイン」や自分で写真を撮影して作った「イラストレーションマップ」は、とても気に入っています。そして、その他の課題もそれぞれ自分なりに納得いくように、頑張って作った物ばかりなので、これからもずっと大切に持っておきたいと思っています。
その他に、この学校生活において、心に残っていることは、やはり沢山の良い友達や先生方との出会いです。友達とも、とても仲良くなり、先生方にも大変お世話になったので、別れるのは、とてもさみしいです。友達や、先生方との思い出は、沢山ありますが、特に昨年11月に行われた「カンカンアートコンクール」では、グラフィックの友達や先生と一緒に夜遅くまで一生懸命作品を作って見事3位に入賞し、とても良い思い出となりました。
この学校に入学して、卒業するまでの2年間に多くのことを学びました。デザインすることの厳しさやつらさ、そして作品が出来上がった時の喜び、その他にも色々学び、私は人間的にも、とても変化し成長したと思います。これから社会へ出て、「ものを作る」という仕事を続けて行く限り、私は、この河原デザインスクールで河原先生をはじめ、多くの先生方から教わったことを忘れずに頑張っていきたいと思っています。
本科 グラフィックデザインコース 松田綾子