「イラストレーターになりたい」これは私が小学校の頃からの夢でした。しかし、大学ではイラストとは全く違う分野の勉強をし、卒業をしてからは栄養士して仕事をしてきました。それは絵を描くことに自信がなく、格好よく言えば夢を封印していたのかも知れません。
「今、目指さなければ後で絶対後悔する」思い切って仕事を辞め、故郷熊本を離れ大阪に出て来ました。とにかく今まで絵を描いたことがなく、美術部でもなく、イラストに応募したこともなかった私に一番必要だったものは「知識」より「自信」でした。
先生方は私の質問に的確に答え、実践的なアドバイスを下さいました。一つ一つ作品を作り上げていくうちに、一歩一歩成長できたと思っております。特に、色彩表現に関しては、白黒の絵に色をつけると作品を台無しにしてしまう程着色が苦手でした。カラーコーディネーター検定試験などを通して色の奥深い所まで学ぶ事が出来ました。
卒業を前にしてこれからイラストレーターに近づく心構え、知識、自信をつけて頂き本当に感謝しています。最後の方は仕事と学校がなかなか両立できず、ご迷惑をお掛け致しましたが、なんとかやり遂げられたのは河原先生はじめ、先生方の配慮と支えがあってからこそだと思っております。本当にありがとうございました。
本科 グラフィックデザインコース 杉本桂子