「初心忘れるべからず」1年生の第1日目から、スケッチブックの巻頭に書き、 先生方にも言われ続けてきた言葉が、卒業を目前とした今、やっとその意味の重要さを身体で理解できました。 卒業が延長になった3ヶ月間に痛感した事は、2年目の3月いっぱいまでの2年間、私はなんと不真面目にやってきたんだろう・・・ということ。 その時点で出席日数も 足らなかったし課題も残っていたし、 それまで、3月末まではまだまだあるから大丈夫、と後まわしに物事を考えていた自分をとても腹立たしく思い、反省のしっ放しでした。 誰でも1日1日を頑張れば卒業できるはずの2年という期間、自分がもしそうしていたら、今よりもっともっと何かが得られていたはずだ と思うから。 それにしても一度は社会人となった私が再び学生となって勉強できたことを 自分では宝物だと思います。 先生方は教えてくださるだけでなく、とても面白く親しみが持てるので 授業中も楽しかったし、 本当にいい友達にもたくさん出会うことができました。 社会人として働いていただけでは得られないことでした。 そして仕事面では、グラフィックデザインの幅広い範囲の中で、自分で線を書く事と色をつける事が一番やりたいのだとわかったのも、2年学校へ行けたからです。 お陰様で卒業ギリギリに就職も決まりましたし、今は私の中に希望とファイトがいっぱい詰まっています。 これから死ぬまでの間、今度こそは 絶対に「初心忘れるぺからず」なのです。 この2年間をステップに一生懸命頑張ります!! いろいろなことを教えられた学校に 心から感謝しながら・・・
細田 知佐子