私は、とある方の話を聞いて、デザイナーを目指す決意をし、学校に入学しました。デザイナーという存在を、まだ理解していなかった頃、その方に話してしただいた内容は、「目の前に見えるものは、全てデザインされている。今、私とあなたが座っている椅子も、物を置いている机も、着ている服も、ここまで移動してきた電車も、切符も。人が便利に、より良い生活を過ごすために、全てデザインされているのです。」という話でした。

『人のためにできること』の手段は、人によって、多種多様ですが、デザイン程、自分のやりたい事は無いのではないだろうかと、強く感じ、デザイナーを志しました。

そして入学。2年間河原デザインスクールでのグラフィックデザインの勉強を通して、多くの事を学びました。一を知り、十を知ること。創った課題での作品は様々ですが、デザインを通して一つの目的物を創るために、私は常に対象となる物の特性や魅力を調べ、その結果を視覚的にどう表現すれば効果的かということを意識してきました。

課題の制作を通じて学んだことは、決して自己完結的、自己満足的な作品を制作するのではなく、通じて学んだことは、決して自己完結的、自己満足的な作品を制作するのではなく、『物事を思考する力』と、実現に向けた『過程』を考える力だと思っています。制約無し、自由で良いと言われれば、それはとても難しい課題でした。

今まで自分が見てきたものや、感じてきたもの、表現方法。それを目的に合わせて、効果的な結果が得られるように、全て自ら取捨選択するためには、選択肢を持っていなければなりません。あらゆる選択肢を持つためには、やはり日頃から、勉強、体験。探求を続ける姿勢が必要でした。学校での生活を振り返ってみると、教室で過ごしていた時間は制作に費やす時間に劣らない程、物事を考える時間も、とても長かったように思います。

2年間で、どれだけ理想とするデザイナーに近づけたかは、わかりませんが、これからデザインを続け、人生を過ごして行くためには、まだまだ学ばなければならないことが、沢山あると思います。私は『デザイン』と出会えたことに感謝しています。そして、この世界へ背中を押してくれた仲間、勉強ができる環境を整えてくれた家族、そして、この世界へ背中を押してくれた仲間、勉強ができる環境を整えてくれた家族、出会いに心から感謝しています。

『初心 忘るべからず』デザインを志したときの自分を、そして出会いと感謝を忘れずに 精進して行きます。

平成20年12月24日 本科グラフィックデザインコース 清水彬仁