スクールでは作品を制作していくうえで必要となる知識はもちろんのこと、自分の人間性を見つめ直すという点からも多くのことを学びました。私が常に意識しなければならないと感じたことは、デザイナーは客観的な立場から制作に取り組まねばならないということです。制作していく過程でどうしても主観的な考えから、偏った考えで物を見てしまうことが多くありましたが、周囲の人達が良いと感じる言葉を聞き入れて大衆の一人をしての視点から自分の作品を見る目を養わなければならないと教えて頂きました。
また、いつも自分の身の回りをきれいに保つということも心がけていきます。どのような作品を制作する時でも、美しいものを美しいと感じる感性が備わっていなければ、人々の共感を得る作品を作る事はできないと学びました。学校で教わったカラーやDTPの知識が試験用としてのものではなく実用で役立てていけるように、これからも日頃から色彩や印刷物に注意深く目を向け、またそれが見る人にどのような印象を与えるかと考える習慣をつけたいと思います。卒業課題の絵本は、ストーリーが分かりやすく教訓があり、子供たちが読み進めていく最中に興味が逸れないよう、1ページ1ページ色彩や絵の大きさを変化させていくことを心掛けて作りました。
課題を制作していく中で、共に学んでいる人達の作品を見ることが出来たのも大変勉強になりました。自分では思いもつかない様な発想をたくさん目にすることが出来たと思います。また、私が作品を制作していく過程では、いつも多くの御指導をして頂いてありがとうございました。イラストレーターやフォトショップ、3DCGのソフトが使えるようになり、また資格では色彩検定やDTP検定、CG検定に合格することが出来ました。ホームページなどは自宅でも応用して作っていきたいと思います。
デザインに関することのみでなく文章の書き方やデザイナーとして必要な資質についてもたくさんの御指導ありがとうございました。教えて頂いた数々のことを活かしていけるように、これから頑張りたいと思います。
本科 グラフィックデザイン科 泉並あかね