河原デザインスクールの色彩講座


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河原デザインスクールの色彩講座D色の不思議な働き

前へ ■桃…優美なピンクの裏にあるものは… 次へ


平安時代「今様色」と呼ばれた色がありました。今様とは当世風という意味で、 現在でいう流行色のことです。色は、紅梅の様な可愛い桃色 であることから、平安朝の人達は、「紅梅色」と名付けました。この桃色は、当時の女性達の心を捉え、たいへん人気があり、流行したので、 このような紅花染めの桃色を「今様色」と呼びました。平安時代から今日まで、いつの時代も桃色は、清純な乙女を象徴する色として愛されてきました。

さて、人気の高いこのピンクを視点を変えて眺めて見ましょう。この色に異常なほど執着するようになり、四六時中ピンクのものを身に付けていないと 落ち着かなくなると、少し注意しなければなりません。どうも紫と同じ働きをするようなのです。だから紫にこだわる人に 「ピンクはお好きですか」と尋ねると、 決まったように、「大好きです」と答えが返ってまいります。

ただ、紫と多少違うのは、身体に熱のある時に無性にピンクに魅かれることです。ピンクのはながむしょうにほしくなり、ついかってしまったがに魅かれたする場合、 心が疲れていて、その時風邪を引いていて熱があったと、ある女性が語ってくれました。現在、今様色と呼んでいる色は、やや濃い紅梅色のことを云います。


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