河原デザインスクールの色彩講座


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色彩講座.1 健康とカラー

前へ ■精神を安定させる色、高揚させる色 次へ


興奮色と沈静色 興奮色−見る人に興奮感や積極的な感情を与える色 暖色系の色 赤、オレンジなど 沈静色−見る人に沈静感や消極的な感情を与える色 寒色系の色 青、青緑など ・中性色系の緑、紫は平静さや、安らぎの感情を与えるが、紫にはやや沈静的な感情がかぶる。 ・興奮、沈静は主として色相によるものであるが、彩度が低くなると、こうした感じ方はなくなる。 無彩色による興奮と沈静 −積極的な感情 −消極的な感情

色と体の関係 −副交感神経系を刺激し脈拍、呼吸、血圧、体温を下げる効果がある。神経を鎮静化させるので不眠症の治療にも使われている。 −交感神経を刺激し脈拍、呼吸、血圧、体温を上げる効果がある。 消化液の分泌を促進し食欲を増進させる。疲労時にエネルギーを出させる効果がある。 ベージュ−筋肉の緊張度をやわらげ疲労軽減に効果的 −すべての色の波長を含んでいるので適度であれば健康に良い色。ただし、反射率が最も高いので、まぶしさを与え目には良くない。特に、高齢者には広い面積の使用は避けた方が良い。

☆応用例 ・寝室などの安息を求める空間には沈静色の青を基調とした配色。 ・リビング、ダイニングなどには興奮色の赤を基調とした配色を用いる。 ◎ チェスキン(アメリカの色彩学者でカラーコンサルタント)の実例 抑うつ症の妻を抱えて悩んでいた夫が、カラーコンサルタントに相談をし、部屋を改装し部屋の雰囲気を変えてみた。今の青い壁をピンクとか、淡いオレンジに変えたり、いくつかの小さな装飾品も買ってきて室内の品物も入れ替え、赤やオレンジ調の絵画、置物、花瓶などを入れた。はじめ無関心であった妻も、だんだんこの改装に興味を示し、1か月も経たない間に、うつ状態だった彼女が明るくほがらかな妻に変身した。


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