河原デザインスクールに入学して2年、私にとって本当に短かったです。作ること、作り出すことが、小さい頃から本当に好きで、将来は手に職をという考えが強かった私は、この学校に入学して本当に良かったと思います。他の人よりペースの遅い私でもマイペースで勉強でき、分からない時には納得のいくまで考え、教えてもらい一つひとつの作業の行程をしっかりと身につけていくことが出来ました。まだまだ学びたい事はたくさんあるけれど学んだ中で最も大切なことは、入学して最初に書いた「初心忘れるべからず」という言葉です。今思うと、本当に大切な言葉で忘れてはならない言葉だと思います。

技術だけでいい物を作っても、そこに人の思いがなければ、それは単に作った物としてしか見られないと思います。心があってこそより良い物が出来るのではないかと私は思います。だから、私は初心に思った事(誰にも愛されるジュエリーを、親から子へ、子から孫へと受け継がれていくような作品を作りたい)や、物を作ることの喜び、考えたものが型となっていく喜び、出来なかった時のくやしさをステップに出来た時の数倍もの喜びを忘れず、自分の納得のいく作品(ジュエリーなど)を作っていきたいと思います。

技術面は、この思いとともに、あせらず、少しずつ。一歩一歩マイペースで前に進んでいこうと思います。全てのことにおいて、私は、この学校で一生の仕事と趣味を手に入れたのかも知れないと思います。最後に、この学校に、先生方に出会えて本当に良かったと思います。ここで学んだことを忘れずに社会に出ていこうと思います。本当にありがとうございました。

本科 彫金工芸コース 宮本有希

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