私は、愛知県からこの河原デザインスクールに入るため、大阪にやってきました。高校生の頃からデザインの勉強をしたいと思いつづけて、その思いが通じ、2年間が過ぎて行きました。
そして今、その思いと卒業する時が来たのです。 入学した頃は、「授業について行けるだろうか」とか、卒業生の作品などをみて「私にもできるだろうか、卒業が本当にできるのだろうか」など不安でいっぱいでした。また、大阪には家族も友達もいないので、とても心細かったです。 クラスの人達は、とても楽しく良い人達ばかりで、私にもすぐ友達ができました。授業は思ったより細かい作業が多く、集中力がいり、大変でしたが、楽しかったです。
そのうちに授業がどんどん進むにつれ、わけがわからなくなり、私にはむいていないのではないだろうかと思い、学校をやめてしまおうかと思った時がありました。でも、せっかく大阪まで来て、何も残さないで家に帰るのはくやしいし、何より私は、努力をしていないことに気付きました。今ここで、学校をやめてしまったらきっと後悔するだろうと思い、がんばろうと決心しました。 今までやった課題の中で一番大変だったのは、やっぱり卒業制作の模型でした。なかなかうまくできず、何度も何度もやり直して、やっと完成した時は、涙が出るほどうれしかったです。
今までの卒業生の人達もみんなこんな思いだったのかと思うと、教室にある模型の一一つ一一つが、前よりすばらしくみえてきました。
この2年間で制作したものすべては、私の宝物です。
今、こうして卒業を目の前にして、何かをやりとげたような気持ちです。

瑠寺 みつ代