河原デザインスクールに入学して以来、 課題を進めていくに従って、作品を一つ一つ仕上げていくのがすごく楽しかった。

きっと仕事をし始めると、こんなに自由には作品は作れないだろうから、 せめて学生の間に、自分の好きな作品を作っておこうと思っていたから なのかもしれない。

学校で一番学んだ事は、自分の好きなことと他人の好きなことの共通点を 見つけることだった。 私が良いなと思う色や形は、いつも少数派なのは、解っていたので、 なるべくいろんな人と話してみたり、さまざまな絵や写真等、人気のあるものはどうして人気があるのか等、先入観や自分自身の偏見は持たないようにして、素直な気持ちで、あらゆる分野の事を見るように心がけた。

私の今までの人生の中で、河原デザインスクールで過ごした時間は、すごく自分自身を見つめられる時間であった。 なかなかそういう時間は持てない思うので貴重だったと思う。

楽しいばかりだったとは言えないが、モノを作り完成させるという事の、つらい事や喜びを理解できて本当に良かった。これからもずっと、学校で学んだ事は忘れないだろうと思う。卒業できて本当にうれしい。

猪俣 佳奈江