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企業において コンセプトは 社会に対する企業の 基本的な考え方である。 新しい「企画提案」をする時 一番大切なことは 仕事を楽しいと思うことである。 仕事をするなら 描いたり作ったりすることが 好きな人間が望ましい。 独自のカリキュラムを自分で選ぶフリースタイルで実力アップ。 自主性を持って積極的に作品を創るための手助けをする。 雰囲気を保つことを最も大切にしている。 |
表紙デザイン 河原 碧子 |
あなたはこの詩のイメージをどんなふうに
デザインしますか?
これは河原デザインスクールがあなたに贈る、
はじめてのメッセージです。
厳しい社会環境の中にあって、安心して生活するためには
自分自身の力で自活する能力を必要とします。
もし、あなたがその事に気付き、たとえ短い期間であっても
勉強に熱中したとするならば、きっと、心安らかな不安の
ない人生を過ごすことができるでしょう。
素直と無心の二つの条件さえ揃えば、誰でも技術を身につけ
ることが出来ます。生活の糧を得る仕事ができることは、
大いなる喜びではないでしょうか。
「原始、女性は太陽であった……。」と言ったのは
平塚らいてうですが、教養を身につけた若い女性に意義ある
生き方をしてほしいと願うのは、私たちも同じです。
しかしあなたは今、その意義ある生き方のためのよりどころ
を見つけていらつしゃるでしょうか?
ただなんとなく学校を卒業して、OL生活を送るのでは、
せっかく身についた教養を腐らせてしまうのと同じです。
そんなあなたの個性と才能を伸ばす勉強をするのに、決して
遅すぎるということはありません。短大や大学を卒業して、
もう一度基礎からデザインの勉強をしてみたいという方に、
安心して勉強していただけるのが本校です。
学校というより、自分のアトリエだと思って自由に伸び伸び
と勉強してください。

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河原デザインスクールの頭文字をデザインしたもので 白地に赤のマークです。 これは青年の清らかな心と 燃ゆるような情熱を表わしたものです。 |
デザインは、人間社会全般のあらゆるものに関わっています。人工衛星・宇宙船・飛行機・船・自動車を始め乗り物全て、ビルや橋・道路・住宅・店舗などの建築全般、服飾関係では着る物からアクセサリーに至るまで全般、また グラフィックデザインの分野では、ポスター・カタログ・パンフレット・新聞・雑誌・ テレビなど、視覚による情報の伝達、また、料理、美容に至るまで生活全般にわたって幅広く用いられています。
デザインするということは、ものを考え、計画するということです。どうすれば快適に生きていくことができるだろうか、という ことを常に問題として取り上げ、そしてそれを改善し、処理解決していくことがデザイナーの役目であり、テーマなのです。最近ではテクニックの問題や、経済的問題にばかり焦点があてられて、デザインの本当の目的が忘れられてしまっています。
人間が生きていくうえで直面するさまざまな問題、衣・食・住だけでなく心理的な影響や環境づくりに至るまで、 深く幅広い思考を必要とします。街中に灰色にのさばっている歩道橋一つ見ても、何という人間無視かと腹立たしくなるでしょう。そこにはさまざまな悪条件が含まれているのを、お気づきのことでしょう。身障者の方や歩行困難な老人、乳母車を押すお母さんにとっては何の役にも立たないばかりか、不自由この上ないものです。そこなわれる街の美観、失われた並木道や散歩道など、どう考えてもそこには人間の愛情や美に対する感覚は感じられません。
「デザインを学ぶ」ということは現代の人間が忘れ去ってしまっているもの、あるいは忘れかけている真心と温かさを、もう一度じっくり考え直す またとない機会です。よいデザインとは何か いつもそのことを心にとめながら学んでいかなければなりません。
色々なことがわかり始めてくると、今まで考えてもみなかった不安が重くのしかかってくる時もあるでしょう。そのような時は、ただひたすら創造することに自分を燃焼させ、過去に執着を持たず、一歩一歩考えを進めていくことが大切です。
作品に対する評価は、自分がするのではなく世間がするものですから、ともすればそこに矛盾や無理が生じることもあるでしょう。 正当に評価されないという悩みや苦しみも出てきます。けれどもそういう悩みや苦しみよりもっと恐ろしいことは、世間の軽はずみな評価や流行によって生じる、意味のない忙しさや無駄です。ただ「忙しすぎる」ということによって、心の豊かさや 愛情や夢が失われ、人と人、自分自身との戦いが生じて、ひょっとしたら大切なヒューマニティーが枯れ果ててしまうのではないか という不安に襲われます。
私は「 人間一人一人の生き方、すなわち生活こそ芸術そのものである 」 と思います。さまざまな人間がさまざまな興味ある生き方をする「十人十色」とか「事実は小説よりも奇なり」とかい言いますが、それこそ最も創造的なことではありませんか。どんな生き方をするかということこそ、この世に生を受けた人間に課せられた「価値ある課題」であると思います。そのことが良いデザインをする基本になると思います。
しかしいったいどうすれば「価値ある生活」をすることができるのでしょう。それは「自分自身をよく知る」ということから始まります。自分はどういう方向で生きれば良いのか、 どういう生き方が最も自分にふさわしいのかを知ることです。
世の中の不平不満の大半はすべて、自分とは何か 自分はどの程度の人間なのか という評価や判断ができていないのが原因です。お金をたくさん持つことだけが成功者であるという考えや、手段を選ばず何がなんでも有名になりたい、というような風潮には反対です。
むしろ野にひっそりと咲くすみれの花が、旅人の心をなごませるような、そんな生き方こそ私の理想とする生き方です。人生の旅の途中で一億人の人の中から、何かのめぐりあわせでこのメッセージを読んでくださるあなたは、 旅で知り合った道連れかもしれません。そして本当に良いもの、 美しいものを素直にほめ、それを楽しみ、卑しいものや醜いものを見分ける判断力を備えた見識を持つことが、本当に人のためのデザインができる人に育つことだと思います。
私は、「他人の幸せを願うならば、まず自分が幸せにならなければならない」と考えています。人をうらやむことのない ゆとりを身につけると共に、他人の幸せなくして自分の幸せは
ないのだということも、わかっていただきたいと思います。人を生かすことは、また自分を生かすことにつながります。 私たちの学校では
「ゆとりづくり」をします。ゆとりはすなわち生活力であり、特殊技術を伴った創作活動です。充実した人生を過ごすために必要な創造力・自主性・根気・忍耐力・ 礼儀・そして果てしなく広がる夢を作ります。当校は
いかなる教育機関をも参考にしていませんので、皆さんにとっても大変フレッシュな学校であると思います。
一般にいう学校のイメージとは全く違い、独特のムードにあふれ、むしろアトリエといった方がピッタリです。もし私たちの学校へあなたがやって来たとしたら、もう別世界なのです。世俗の不必要なアカは、きれいさっぱり洗い流すことができます。そしてあなたの新しい一歩を
踏み出すことができるのです。

わたしが初めてこの学校を訪れたのは、
今からちょうど一年前の高校三年生の夏休みでした。
学校を見学しようと思い、不安だらけの気持ちで
この教室をのぞいたのでした。
その時、いろいろと親切に説明していただいたのですが、
自分のような者にできるのだろうかいう不安でいっぱいだったので、
本人の努力次第で必ずできますよ、と言われ
それなら是非やってみようということで、
この学校へ入学したのですが、
実際、入学した後、こんな事ができるのかしら
と思っていたことが、先生方からいろいろアドバイスを受け、
結局できるようになったのです。
それに理事長先生自ら、時には厳しく、
時には優しく、心暖まるようなご指導をいただき、
本当にすばらしい事だと思います。特に、返事の仕方、
人に接する時の態度などの礼儀作法など、
常識教養面もご指導してくださるので、
大変良い勉強にもなります。また、わたし自身、
その教育方針がすっかり気に入りました。
そして、わたしは今、大変充実した日々を送っております。
何か初めて生きがいを持ったという感じなのです。
これから夏休みを終え、いよいよ本科の作品を作っていくのですが、
いつも初心を忘れず、感謝の気持ちをこめて、
優しさを持った人の心を打つような、そんな作品を作っていきたいと思います。
デザイナーに憧れて 毎年多くの志願者が入学してこられますが デザインの世界は 広い心で物を見る力と何事も吸収できる豊かさが必要です。 2年間の勉強は貴方の人生を充実したものに変えることでしょう。 それは一度しかない人生の生きがいへと結びつきます。 自分の人生や将来のことを 真剣に考えた場合どうしても必要なのは 専門的な技術や能力を身に付けることだと思います。 何事も ひたすら努力する姿というものは 誰によらず美しいものです。 若人が「やろう!」と覚悟されたら そのすがすがしい初心をいつまでも忘れず たゆまぬ努力を心掛けて下さい。 どなたにも かくれた才能や能力があります。それを見つけ出し 育て「生きがい」に結びつけていくのが私達の役目だと思っています。そして 身に付けた能力を如何に社会に適合させていくかはそれぞれの人生経験や広い視野・強い責任感・暖い心などではないかと思います。希望ある明日を夢見て あせらず 真面目に努力することこそ 皆さんのもっている個性を見事に花開かせる最も平凡で大切な条件だと思います。
1977年現在、堅実な実践力と高度なセンスを持ったプロデザイナーを 養成するデザインの名門校との高い評価を受け、当校のあたたかな雰囲気 の中で、誠意をこめた専門教育をし、有能なデザイナーを育成しています。また、女性の潜在的感覚と資質を重視して、女子の教育に対しても男子をしのぐほどの指導を行い、女流デザイナーの育成にも大きな成果をあげています。
従来は本科・専攻科合せて二ケ年間の修業年限でしたが、この二年間に学ぶ学科を一年二ヵ月の短期間に修得させるよう、指導法を改めました。各人得て不得手の教科が 必ずあるものです。この不得手な科目を特に重点的に指導するためクラスの枠をある程度外し、自由に何度でも不得手な学科を受講できるようにしてあります。また 自由制作時間も充分とってあり、適時、制作に対する指導も受けられるようにしてあります。
・昭和43年(1968)朝日新聞社の協力を得て、大阪市北区中之島3丁目3番地、 朝日新聞ビルに全校移転、徹底した実力養成と堅実第一主義で生徒の教育にあたっています。
・昭和44年(1969)新たに彫金科を設置 デザインスクールでは関西唯一の課程です。又、フラワーデザイン科に師範科を設けてフラワーデザイン の教師を養成しています。
・昭和47(1972)大阪市北区小深町3番地の1 阪急ターミナルビルに梅田校を開校
●松本 敏浩
(インテリアデザイン本科)
僕が四月に本校へ入学して先ず最初に感じたことは校長先生以下講師の方々の云われた、デザイナーである前に
一人の立派な人間であれということ、人間教育と云う点にとっても感心しました。礼儀その他忘れかけていた
一人前の社会人としての常識を。次に感じたことは諸先生の授業に対する熱意が強く感じられたこと、
ともすれば気を抜きかける私たち生徒をはげまし、最後までひっぱていって下さることです。
●衛藤 要
(彫金工芸科)
私は、九月で五十歳です。私が河原デザインスクールに学んだ1年間を振り返って見ると
、私の人生五十年の中で大変な進歩の一年だったと思います。私が学校に入学しましたのは若い時からの夢
だった彫金を習うと言う安易な気持ちからでした。
だが一歩学校に入ってみると、人間教育に重点を置いている事が校長先生を初め諸先生の言葉の端々に感じ、
安心致しました。この一年間、現代の若者の嗜好、私のデザインの時代的ズレ等々、デザイナーとしての基礎
作りに頭の痛い時もあり、苦しみながら一年間楽しく勉強できました。お蔭で今では、会社の若者の気持ちも
分り、人間管理の面で、又、家の子供にも近頃人が変わったと言われクスグッタイ気持ちです。
第二の人生に学校で勉強したことを活用し、少しでも社会に貢献できればとはりきっています。
若い人は勿論のこと、中年の方に特に声を大にして、この学校を推薦出来ることを誇りに思います。
・昭和37年(1962)3月3日、レタリングデザイン・商業デザインの2講座を有する河原宣伝研究所付属
デザイナー養成所として発足
商業デザイナーに憧れて 毎年多くの志望者が当スクールにも入学してこられますが
、これからデザイン教育を受けようと希望されている皆さんに対してとくに望みたいことは、如何なる障害をも
のり越えて、社会の向上に役立つ良いデザインを目標に健康なる精神と肉体を持って頂きたいことです。
今までそうでなかった方は努力して身心をを鍛えて下さい。
何事もひたすらに努力する姿というものは誰によらず美しいものです。
見た目の華やかさだけに憧れて勉強しにくる方は折角の初志ももろくくずれ去ることになります。若人が
「やろう!」と覚悟されたら、そのすがすがしい初志をいつまでも忘れずたゆまぬ努力を心がけて下さい。
未知の世界に足を踏み入れようとする時は誰しも不安があるものですが、私の経験からすれば誰方でも2年みっちり
勉強されれば技術の方は殆んどの人がマスターしておられます。
問題はその技術をどう社会に適合させていくかとなると深い教養、人生経験、責任感が要求されます。
私の学校ではそのようなことも考え合わせて入学されたらまず若者らしく、明るく「ハイッ」という
返事をしてもらうもらうことで、ささやかながらも将来就職された時に役立つよう実行できずに
どうして大衆を相手のPRの研究が出来ましょう、輝かしい未来を夢見てあせらず真面目に努力することこそ
皆さんのもっている才能や個性をのばすために最も大切なことだと思います。
